料理を始めようと思ったら、「すりおろし器が見当たらない…」と困った経験はありませんか?
大根おろしやしょうが、にんにくなどは、すりおろし器がないと作れないと思いがちですが、実は家にある身近な道具でも代用できます。
とはいえ、「どれを使えばいいの?」「ちゃんとおいしく仕上がるの?」と気になる方も多いですよね。
この記事では、すりおろし器がない時に使える代用品を6つ紹介します。
それぞれの特徴や向いている食材、上手に使うコツまで、初心者の方にもわかりやすく解説しますので、ぜひ最後まで参考にしてください。
すりおろし器がない時にまず知っておきたいこと

なぜ「すりおろし器がない」状況が起きるのか(頻度・代替ニーズの背景)
すりおろし器は毎日使う調理器具ではないため、いざ必要になった時に「持っていなかった」「どこにしまったかわからない」ということがよくあります。
一人暮らしを始めたばかりの方や、自炊を始めたばかりの方は、まだ調理器具がそろっていないことも少なくありません。
また、
といった理由から、代用品を探す方も増えています。
実際には、家庭にあるキッチン用品で十分代用できるケースも多く、食材に合わせて使い分ければ問題なく調理できるんですよ。
まずは「専用のすりおろし器がなくても工夫できる」ということを知っておくと、料理のハードルがぐっと下がりますね。
代用で変わるポイント:食感・水分・風味の違いを理解する
代用品を使う場合は、専用のすりおろし器とまったく同じ仕上がりにはならないことがあります。
違いが出やすいポイントは、主に次の3つです。
食感
すりおろし器は細かく均一に削れるため、なめらかな口当たりになります。
一方、包丁やピーラーなどを使うと、少し粒感が残ることがあります。
水分量
細かくすりおろすほど水分が出やすくなります。
代用品によっては水分が出にくく、シャキシャキした食感が残ることもあります。
風味
しょうがやにんにくなどは、細かくするほど香りが立ちやすくなります。
粗めに刻んだ場合は香りが穏やかになり、料理全体の印象も少し変わります。
とはいえ、普段の家庭料理なら気にならない程度の違いであることも多いため、目的に合わせて使い分ければ十分おいしく仕上がりますよ。
代用品を選ぶ3つの基準(食材、仕上がり、手間)
どの代用品を使うか迷った時は、次の3つを基準に考えると選びやすくなります。
① 食材に合っているか
食材によって向いている道具は異なります。
例えば、
など、食材ごとに使いやすい道具を選ぶことが大切です。
② どんな仕上がりにしたいか
なめらかにしたいのか、それとも少し食感を残したいのかによって、適した代用品は変わります。
例えば、
というように、料理に合わせて選ぶと失敗しにくくなりますね。
③ 手間をかけられるか
すぐに作りたい時は包丁やフォークなど、洗い物が少ない方法がおすすめです。
反対に、一度にたくさん作る場合はミキサーやフードプロセッサーなどを使う方が効率的ですよね。
「早く済ませたい」「できるだけきれいに仕上げたい」など、その時の状況に合わせて選ぶだけでも、料理はぐっとラクになります。
次の章では、実際に家にある物で代用できる方法を6つ紹介していきますね。
家にある物で代用6選【すぐ使える方法と向く食材】

包丁で細かく刻む/たたく(生姜・にんにく・香味野菜向け)
最も手軽な代用品が包丁です。
しょうがやにんにく、小ねぎなどの香味野菜なら、細かく刻んでから包丁でトントンとたたくことで、すりおろしに近い状態になります。
特に薬味として使う場合は、完全にペースト状でなくても十分おいしく仕上がりますよ。
向いている食材
- しょうが
- にんにく
- 玉ねぎ
- 長ねぎ
- みょうが
一方で、大根や山芋のように水分が多い食材は、包丁だけではなめらかな仕上がりになりにくいため、別の方法がおすすめです。
ハンドブレンダー/ミキサーを使う(大根・野菜を短時間で)
水分が多い野菜なら、ハンドブレンダーやミキサーも便利です。
食材を小さめに切ってから回すだけなので、短時間で細かくできますよ。
特に、
- 大根
- 玉ねぎ
- にんじん
- トマト
などは、なめらかな状態にしやすく、ドレッシングやスープ作りにも向いています。
少量だとうまく刃が当たらないことがあるため、ある程度まとめて作ると効率よく仕上がります。
フードプロセッサーで一気に粉砕(大量調理・均一にしたい時)
家族分の料理や作り置きをする時には、フードプロセッサーが活躍します。
短時間で均一に細かくできるため、大量調理でも手間がかかりません。
向いている食材
- 大根
- 玉ねぎ
- にんじん
- れんこん
- キャベツ
- にんにく
- しょうが
ただし、長時間回し続けると水分が出すぎてしまうこともあります。
様子を見ながら、数秒ずつ回すのがきれいに仕上げるポイントです。
すり鉢とすりこぎでする(山芋・ゴマ・柔らかい食材)
昔ながらの方法ですが、すり鉢も立派な代用品です。
すりこぎで少しずつ押しつぶすようにすると、食材の風味を活かしたままなめらかにできます。
特に向いているのは、
- 山芋
- ごま
- ゆでたかぼちゃ
- アボカド
- やわらかい豆類
などです。
力は少し必要ですが、香りが逃げにくいというメリットがありますね。
ピーラーで薄く削る(チーズ・生姜・硬めの素材の薄削り)
ピーラーは「削る」という点では、すりおろし器の代わりとして使える場面があります。
細かいすりおろしにはなりませんが、薄いスライス状にできるため、料理によっては十分代用可能です。
向いている食材
- しょうが
- にんじん
- チーズ
- チョコレート
- 大根(薄切り用)
サラダやトッピングに使う場合は、見た目もきれいに仕上がりますよ。
ふきんや裏ごしでこす(大根おろし風の仕上がりを目指す方法)
少し手間はかかりますが、大根おろしに近い食感を目指したい時には、裏ごしや清潔なふきんを使う方法があります。
まず包丁やミキサーで細かくした食材を裏ごし器に通したり、ふきん越しに軽く押したりすると、繊維が細かくなってなめらかさが増します。
大根だけでなく、じゃがいもやかぼちゃなどをペースト状にしたい時にも便利ですよ。
時間に余裕がある時に試してみると、より本格的な仕上がりになります。
各代用品の具体的な使い方と失敗しないコツ

包丁:短時間で柔らかく仕上げる刻み方とたたくテクニック
包丁で代用する場合は、いきなり細かくたたくのではなく、まずみじん切りにすることが大切です。
ある程度細かく刻んでから包丁を寝かせるようにしてリズミカルにたたくと、繊維が細かくなり、なめらかに近づきますよ。
途中で包丁についた食材を集め直すと、ムラなく仕上がります。
力を入れすぎるよりも、細かく何度も刻むほうがきれいにできますよ。
ミキサー/ハンドブレンダー:回し方・水分量・こね過ぎ防止の目安
ミキサーは長時間回せば良いというわけではありません。
5〜10秒ほど回して様子を見ながら、必要に応じて追加で回すのがおすすめです。
水分が少ない食材は、少量の水やだしを加えると刃が回りやすくなりますよ。
逆に水を入れすぎるとサラサラになりすぎるため、少しずつ調整しましょう。
途中で側面についた食材をゴムベラなどで落とすと、全体が均一になります。
フードプロセッサー:刃の選び方と少量時の注意点
フードプロセッサーは通常の刻み刃を使えば、多くの食材に対応できます。
ただし、食材が少なすぎると刃がうまく当たらず、細かくならないことがあります。
少量の場合は容器を少し傾けたり、途中で食材を中央に寄せたりすると効率よく刻めますよ。
一気に長時間回すより、「数秒回す→確認する」を繰り返すのが失敗しないコツです。
すり鉢:滑らかさを出す順序と摩擦での発熱対策
すり鉢を使う時は、最初から強く押しつける必要はありません。
軽くつぶしてから円を描くようにすり合わせると、少しずつなめらかになりますよ。
一度に大量に入れるよりも、少量ずつ作業したほうが均一に仕上がります。
また、長時間すり続けると摩擦で食材が温まりやすいため、休みながら作業すると風味を保ちやすくなりますね。
ピーラー・裏ごし:繊維残りを防ぐコツと力加減
ピーラーを使う時は、一定の力でゆっくり削ると厚さがそろいます。
しょうがなどは繊維に逆らう方向に削ると、口当たりがやわらかくなりますよ。
裏ごしを使う場合は、ゴムベラやスプーンの背でやさしく押し広げるようにすると、余分な力をかけずにきれいにこせます。
力任せに押すと繊維が残りやすくなるため、「少しずつ、何回かに分けて」が上手に仕上げるコツです。
食材別のおすすめ代用法とレシピの応用例

生姜:香りを飛ばさない刻み方とピーラー活用法(薬味・調味料用)
しょうがは香りが魅力の食材なので、できるだけ風味を残すことがポイントです。
薬味として使う場合は、包丁で細かく刻んだあと、軽くたたく程度にすると香りがほどよく引き立ちます。
また、ピーラーで薄く削れば繊維が気になりにくくなり、冷ややっこやそうめんの薬味としても使いやすくなりますよ。
しょうが焼きや炒め物など加熱する料理では、細かく刻んだものでも十分おいしく仕上がります。
一方で、ドレッシングやたれなど、口当たりをなめらかにしたい場合は、刻んだあとに包丁でさらに細かくたたくと、すりおろしに近い食感になりますね。
にんにく:潰す・刻む・ブレンドの使い分け(風味調整のコツ)
にんにくは調理方法によって香りの強さが変わります。
料理に合わせて次のように使い分けると便利ですよ。
包丁の腹で潰す
アヒージョや炒め物など、香りを油に移したい時におすすめです。
細かく刻む
チャーハンやパスタなど、にんにくの食感を少し残したい料理に向いています。
ミキサーやフードプロセッサーを使う
大量に使う時や、ソース・たれを作る時に便利です。
料理によって使い分けることで、同じにんにくでも風味の感じ方が大きく変わりますよ。
大根:おろし器なしで大根おろし風にする手順と水分管理
大根おろしを作りたい時は、包丁だけでは少し粗くなりやすいため、いくつかの工程を組み合わせるのがおすすめです。
基本の流れは次の通りです。
- 大根を細かく刻む
- 包丁でたたく、またはミキサーで細かくする
- 裏ごし器やざるで軽くこす
- 水分を好みに合わせて調整する
水分を残せばみずみずしい大根おろし風になり、水気を軽く切ればハンバーグや和風ソースにも使いやすくなります。
強く絞りすぎるとパサつきやすいので、軽く押さえる程度がおすすめです。
チーズ:ピーラー・包丁・ミキサーでの食感違いと使い所
チーズは料理によって適した代用方法が変わります。
ピーラー
薄く削れるため、サラダやカルパッチョのトッピングにぴったりです。
包丁
細かく刻めば、グラタンやピザなど加熱する料理にも使いやすくなります。
ミキサー・フードプロセッサー
かためのチーズを細かくしたい時に便利です。
粉チーズほど細かくはなりませんが、パスタやグラタンの仕上げにも活用できます。
用途に合わせて使い分ければ、専用のおろし器がなくても十分対応できますよ。
じゃがいも・山芋:すり鉢/裏ごしで粘度を出す方法
じゃがいもや山芋は、粘りやなめらかさが特徴です。
山芋はすり鉢ですることで粘りが出やすく、とろろに近い仕上がりになります。
じゃがいもは一度加熱してから裏ごしすると、マッシュポテトのようになめらかになります。
さらに少量の牛乳やバターを加えると、より口当たりがやさしくなりますよね。
ポタージュやコロッケの下ごしらえにも応用しやすい方法です。
すりおろしに近づけるための食感・水分の調整テクニック

粗さを揃えるための工程分解(刻む→潰す→裏ごし)
専用のすりおろし器に近い仕上がりを目指すなら、一つの作業だけで終わらせず、段階的に進めるのがおすすめです。
基本は次の3ステップです。
- 包丁で細かく刻む
- 包丁やすりこぎで軽く潰す
- 必要に応じて裏ごしする
この順番で作業すると、大きな粒が残りにくく、なめらかな口当たりになります。
特に大根やじゃがいもなどは、この方法で仕上がりがぐっと良くなりますよ。
水分を足す/抜くタイミングと目安(料理別の具体例)
水分の調整は、料理によって変えるのがポイントです。
例えば、
スープ・ポタージュ
少量の水や牛乳を加えながらなめらかにすると、混ざりやすくなります。
ハンバーグ
水分が多すぎるとタネがゆるくなるため、軽く水気を切ってから加えましょう。
ドレッシング・たれ
少し水分を残すことで、口当たりがなめらかになります。
「足りなければ少し加える、多ければ軽く切る」という考え方で調整すると失敗しにくくなりますよ。
味付け時の補正:風味の薄れをどう補うか(塩・酢・加熱)
代用品を使うと、専用のすりおろし器で作った時よりも香りや風味が少し控えめになることがあります。
そんな時は、味付けを少し工夫してみましょう。
例えば、塩をほんの少し加えると素材の甘みやうま味を感じやすくなります。
ドレッシングやソースには少量の酢やレモン汁を加えると、全体の味が引き締まり、さっぱりした印象になりますね。
また、しょうがやにんにくは、加熱しすぎると香りが弱くなるため、仕上げに加えることで風味を感じやすくなります。
ほんの少しの工夫でも、代用品で作ったとは思えないほど満足感のある仕上がりになりますよ。
衛生・安全上の注意点と後片付けのコツ

包丁や電化製品使用時のケガ予防と手入れ法
代用品を使う時は、便利さだけでなく安全面にも気を配ることが大切です。
包丁を使う場合は、まな板が滑らないように濡れふきんを下に敷くと安定して作業できますよ。
また、食材が小さくなってきたら無理に切らず、手を包丁から十分離して作業しましょう。
ミキサーやフードプロセッサーなどの電化製品は、必ず電源が切れていることを確認してから刃を取り外してください。
使用後は食材が乾く前に洗うと、汚れが落ちやすくなるでしょう。
刃の部分はスポンジを強く押し当てず、柄付きブラシなどを使うとケガを防ぎながらきれいに洗えますよ。
日頃から丁寧にお手入れしておくことで、次回も気持ちよく使えますね。
生鮮食材(大根・生姜)の保存と菌対策
代用品で細かくした食材は、切る前よりも空気に触れる面積が増えるため、できるだけ早めに使い切るのがおすすめです。
すぐに使わない場合は、保存容器に入れて冷蔵庫で保管しましょう。
大根は水分が出やすいため、保存容器の底にキッチンペーパーを敷いておくと、余分な水分を吸収してくれます。
しょうがは乾燥しやすいので、しっかりふたが閉まる容器に入れると風味を保ちやすくなります。
使う分だけ調理することで、おいしさも保ちやすくなりますね。
ふきん・裏ごし器具の洗い方とニオイ対策
ふきんや裏ごし器は細かい食材が残りやすいため、使い終わったらできるだけ早く洗いましょう。
まず流水で食材を落とし、その後に食器用洗剤でしっかり洗います。
網目の細かい裏ごし器は、やわらかいブラシを使うと汚れが取りやすくなりますよ。
ふきんは十分に乾かしてから収納すると、嫌なニオイや雑菌の繁殖を防ぎやすくなります。
道具を清潔に保つことで、毎日の料理もより快適になりますね。
こんな場合は代用より「すりおろし器」を買ったほうがいい

買った方がいい頻度と用途の目安(家族数・調理回数)
代用品は便利ですが、頻繁にすりおろし料理を作るなら、専用のすりおろし器があると作業がぐっとラクになります。
例えば、
- 週に2〜3回以上すりおろしを使う
- 家族4人以上の料理を作ることが多い
- 大根おろしをたくさん作る機会が多い
- しょうがやにんにくをよく使う
このような場合は、専用の道具があると時間も手間も減らせます。
反対に、年に数回しか使わない場合は、今回紹介した代用品でも十分対応できるでしょう。
選び方ガイド:素材別のおすすめタイプ(プラスチック/ステンレス/電動)
もし購入を検討するなら、使い方に合ったタイプを選ぶことが大切です。
プラスチック製
軽くて扱いやすく、価格も手頃です。
家庭でたまに使う方に向いていますね。
ステンレス製
切れ味が長持ちしやすく、大根やしょうがも軽い力ですりおろせます。
長く使いたい方におすすめです。
電動タイプ
短時間で大量に調理したい方や、料理の機会が多い家庭に向いています。
収納スペースや使用頻度も考えながら、自分に合ったタイプを選びましょう。
コスパ比較と収納性のチェックポイント
すりおろし器は価格だけでなく、「使いやすさ」と「収納しやすさ」も大切です。
例えば、
このようなポイントを確認すると、毎日の料理で使いやすくなります。
少し価格が高くても、長く快適に使えるものなら結果的に満足度が高くなることもありますね。
まとめ
すりおろし器がない時でも、包丁やミキサー、フードプロセッサー、すり鉢、ピーラーなど、家にある道具を使えば多くの料理に対応できます。
大切なのは、食材や料理に合わせて代用品を選ぶこと。
例えば、しょうがやにんにくなら包丁、大根ならミキサーや裏ごし、山芋ならすり鉢など、それぞれ得意な道具があります。
また、刻む・潰す・裏ごしするといった工程を組み合わせることで、専用のすりおろし器に近い食感を目指すことも可能です。
普段あまり使わない方なら、無理に専用の道具を買わなくても十分料理を楽しめます。
一方で、すりおろしを使う機会が多い場合は、専用のすりおろし器を用意すると、調理時間の短縮や仕上がりの良さにつながります。
ぜひご家庭にある道具を上手に活用して、毎日の料理をもっと気軽に楽しんでください。
